
Burberry 2027年春夏:ダニエル・リーが見いだす、英国らしい不完全さの新しい形
2026年9月21日、ロンドンのチェルシー・カレッジ・オブ・アーツで発表されたダニエル・リーによるBurberry 2027年夏のショーは、なじみのあるワードローブのアイテムに、よりくつろいだ表情を与える。その変化の中心にあるのが、テキスタイルアーティスト、セリア・バートウェルとのコラボレーションだ。Burberry自身の説明では、彼女が描く顔や花柄、メゾンのチェックの再解釈は、着込まれたように見える服への、より広い関心の中に位置づけられている。



動くための余白があるシャツ
公式セレクションの最初のルックは、くすんだピンクのシャツドレスによって、そのアプローチを示す。ダークカラーのベルトが生地をウエストへと引き寄せる一方、幅広の袖とギャザーを寄せた裾は、ゆとりのある輪郭を保つ。服のひだは、アイロンで硬い平面に整えられるのではなく、目に見えるまま残されている。その効果は、比較的しっかりした中心部と、その周囲に解き放たれたボリュームとの対比によって生まれる。


続く淡い色のトレンチを基にしたルックでは、よりおなじみのBurberryの形に、同様の調整が加えられる。襟、ベルト、肩のディテールは見慣れた特徴を保ちながら、より短い裾や、より幅広い袖と組み合わされている。こうした手がかりを残すことで、服がまったく別のカテゴリーを名乗らなくても、変化したプロポーションが伝わる。



チェックが開放的な格子になる
ブランドが選んだランウェイギャラリーのルック17では、淡いコートに大きなダークカラーの格子が描かれる。その大きさによって交差する線の一本一本に強い存在感が生まれ、線の間には明るい地色が見えている。淡いパンツの上に着たコートの中心的な構造は、比較的落ち着いている。控えめな輪郭が形を保つ中、柄が動きを与える。



ほかの組み合わせでは、このグラフィカルな明快さが、より柔らかな色彩へと置き換えられる。柄物のスカートに合わせた淡いブルーのジャケットは視線を上半身へ導き、明るいレイヤーの上に重ねたアースカラーのコートは、より連続した縦のラインをつくる。コレクションは、着る人すべてに同じプロポーションを課すのではなく、いくつものバランスのあり方を受け入れている。



テーラリングに広がる花柄
後半のプリントアイテムでは、バートウェルの貢献がより前面に出る。ルック43では、鮮やかなグリーンとイエローの形が、ダークカラーのパンツに合わせたジャケット全体に広がる。大きな色面がジャケットの表面を活気づけ、下半身は比較的静かな土台をつくっている。


選ばれたランウェイ写真の最後に登場する、花柄で覆われた淡い色のテーラリングは、異なる働きをする。はるかに明るい地の上に色が散らされているため、ラペル、袖、ポケットを容易に見分けられる。花々は、見慣れたジャケットの基本的な構成を隠すことなく、その雰囲気を変えている。



Burberryのノートには、今季の手法として、洗いをかけたシルクとコットン、刺繍、そして不完全な表面をあえて好む姿勢が挙げられている。その視覚的な主張が最も強く伝わるのは、ギャザーを寄せたシャツの裾、たっぷりした袖、定番のコートに変化をもたらすプリントなど、そのくつろぎが直接見て取れる部分だ。リーの考える気負いのなさは、メゾンと分かる表現を保ちながら、服のあり方があまり固定されていないと感じさせる。



公式ランウェイ、ディテール、会場写真のセレクション
画像:Burberry、2027年夏公式プレスギャラリー。このセレクションには、ランウェイ写真27点、主要ルックの画像4点、フィナーレの画像1点、ショー会場の写真1点が含まれる。コレクションのページには、個々の写真家の名前は記載されていない。



Burberry 2027年夏の公式ショーを見る


出典






写真:Launchmetrics Spotlight、Madame Figaro経由。Burberry 2027年春夏ランウェイ、ロンドン。




























































コメント